Sessions / Location Name: JERA
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Location: C Hall
How to Conduct a 6-year Extensive Reading Program #4442
We have been conducting a 6-year Extensive Reading program for grade 7 to grade 12 students since 2006. Our ER program is divided into 3 stages. The first stage takes students from beginners to being able to read Oxford Bookworms Level 1. The second stage involves students reading YL 2.0-4.0 graded readers such as Cambridge English Readers Level 2 to 4 and children’s chapter books such as the Magic Tree House series. The third and final stage is when students read children’s books and young adult books such as Harry Potter, Holes, and House of Night, whose YLs are higher than 4.5. In each stage, we will show you what points we pay attention to, what books we use, what difficulties weaker learners face, and how many years students need to get from one stage to the next.
The 2025 Language Learner Literature Awards Winner Ceremony #4468
The Extensive Reading Foundation is thrilled to announce the 2025 winners of the Language Learner Literature Awards at this short session immediately following the Sunday plenary session. Join us and find out which six new graded readers have been selected as this year's winners.
生成AIによる多読支援 ―自己決定理論に基づくオーダーメイド型テキスト作成の試み― #4439
近年、生成AI(大規模言語モデル)の進展により、英語学習における教材作成の可能性が広がっている。本発表では、生成AIを活用したオーダーメイド型多読テキストの作成とその教育的意義について報告する。特に自己決定理論(SDT)に基づき、生成AIによる個別最適化テキストが多読活動における内発的動機づけをどのように促進するかを考察する。さらに、中高生や大学生向けに試作したテキスト例を紹介し、その有用性についても議論する。生成AIを単なる教材作成ツールではなく、学習者の心理的ニーズ支援ツールとして捉え直す可能性を提示し、今後の応用と展望について参加者と議論を深める。
英語多読につながる定型表現の力:B.B.カードから多読へー認知言語学の知見から #4436
B.B.カードは幼児、小学生から大人まで幅広い世代を対象とした英語学習ツールとして、民間英語教室や小中学校等で使われている。英語多読との相性の良さも長年指摘されてきた。本発表では、認知言語学の「使用基盤モデル」の視点から、その特徴を分析する。特に言語の8割を占めるという「定型表現」の習得と「読み」の前段階として重要な「音」の蓄積に焦点をあてる。併せてB.B.カード及び絵本の読み聞かせと「一緒読み」を通して英語の「自力読み」に至った事例についての報告をする。「足場がけ」として母語を使い「意味を理解して読む」ことの意義、さらに学習者中心の授業を行う際の指導者の役割について振り返る。
効果的な英語多読授業の要点 #4444
英語多読指導の要所を解説します。高専生向け7年継続多読授業では、訳読からの卒業を前半の目標、90分の継続読書を後半の目標と設定し、毎週1回の多読通年授業での平均読書語数は約200万語弱でした。訳読からの卒業には、絵本から始めることが不可欠で、聴き読みが効果的と感じました。また、100万語読破後も英文レベルを低く(YL2.5以下)誘導したところTOEIC得点上昇率が高まりました。日本語を介さずに内容を理解し、英語で考えること(Comprehensible input)を実現するために必要な英文レベルは、想定よりも低いのではないかと考えました。実際に高専生が読んでいた英文レベル(YL)とその時のTOEIC得点との関係データを示し、適切な英文レベルを検討したいと思います。
生涯教育としての英語多読支援―大人向けの多読講座と私設図書館の試み #4437
英語専門学校、高専、予備校での数年の多読指導を経て、2008年からカルチャーセンターで大人対象の多読講座を開いてきた。さらに4年前に空家を活用して私設の英語図書館Goodieをスタートした。 十数年に渡って英語を読んできた受講生が、どんな本を読み、どのような楽しみ方をしているか、記録や体験談をもとに伝えるとともに、多読から始めて、長期に渡って英語読書を続けるためにどのような働きかけやサポートしてきたかをふり返る。 また、生涯学習としての英語多読が、読書コミュニティを形成を促し、参加者のウェルビーイングに役立つ可能性について考えてみる。
3年間の授業内多読プログラム #4449
東京にある高校生対象塾では、2006年から高1から高3の授業内多読の3年間プログラムを実施し、大学に入学後にも大学入試にも役立つ多読プログラムを運営している。初期では、YL0.5程度の本からスタートし、YL2.0(OBW1)程度のGRを読めることを目標とする。(所要期間 3ケ月~1年) 中期では、YL2.0-3.0程度の本を大量に読むことを目標とする。(所要期間 3ケ月~1年) 最終期では、YL 3.0-7.0 の本の多読を継続しながら、入試英語対策を行っている。各ステージでの注意点、よく読まれる本・シリーズを紹介する。